さて先日壊れたRX2のキーボード,修理に出しても良いのだが安くても送料含めると10000円以上する.東芝はパーツ単位では売ってくれない.チチブ電気は遠いし高い.ということでYahoo Auctionでゲットした.ただしRX2のキーボードを買っても面白くないので,一か八かdynabook NX用のキーボードを買ってみた.
RXとNXはスペックやポートの位置が似ているのでマザーボードは共通,つまりキーボードを流用できる可能性があったためである.またRX2のキーボードは軽量化のあおりかパタパタしたうち心地でいまいちなのだが,NXのキーボードは打ち心地が良かったためである.
送料込みで3500円程度で購入できた.色は白色である.
換装前のRX2とNXのキーボード.NXは色が白い.
このキーボード,軽量化のためかなんと端を持ち上げると曲がってしまう.
ためしに横に転がっていたThinkPad X40のキーボードを持ち上げると,こちらは曲がることはなかった.軽量化のあおりで打鍵感悪そう.
RX2のバッテリーをはずし,ねじをとにかくはずす.HDDの付近の爪が堅いので,マイナスドライバーをねじ込んでやる.裏側をはずす前にPCMCIAのフラットケーブルをはずすこと.
これが中身.
搭載DVD-Multiドライブ.読み取り面が丸見えな構造だった.コネクタは薄型ドライブで一般的なコネクタであった.個人で換装できるかも.
キーボードは両面テープで貼り付けられているので,まずはDVDドライブをはずし,本体につけられた防水シート越しにキーボードを押し出すことで本体からはずしていく.両面テープでこれでもかというぐらい貼り付けられているので,キーボードが曲がってしまうがあきらめる.
キーボードをはずしたあと.キーボードはヘニャヘニャだが,しっかりフレームが張り巡らされているのは好印象.
代わりにNXのキーボードを取り付けて,元通り組み上げて終了.もくろみ通りNXのキーボードはRX2でも使えた.ちょっとドキドキした.
元のRX2と比較すると
○打ち心地がしっとり(RX2はばたつく感じ).
○キートップがさらさらしている(RX2はツルツル).
○打鍵音が小さくなった.
○見た目がかわいらしくなった.
×キーストロークが浅く感じる.
という評価である.なぜこんなに特性が違うのだろう?
特にキートップの感触が良くなった事は,汗っかきな私には大変好ましい改善である.おおむねSS2120のキーボードの感触に近くなった.打鍵が大変気持ちいい.RX2のキーボードに不満がある人には,是非お勧めしたい改造である.