2020年5月22日金曜日

GPAの定義は大学によって違う

GPA(Grade Point Average)という成績の評価値があって,日本の大学で最近よく使われている.どの大学でもGPAと呼んでいるが,実は大学ごとに基準がグチャグチャでGPAでは大学間の成績評価できない.一般には1~4で評価するけれど,1~4.3とA+の+相当に0.3あてる大学もあれば,2~5と一般より+1高く評価される大学もある.
調査結果が以下のPDFで報告されている.
https://gakkai.univcoop.or.jp/pcc/2017/papers/pdf/pcc019.pdf

これでは平等に比較できないと思いきや,一応対策があって日本では文科省の「成績評価係数」の表で吸収しているようだ (それでも,例えば京大定義は実質+5点シフトでちょっとずるいのでは).
とある私立R大学はGPの定義が2~5なので,GPA4です!と言っても実は大したことなかったりする.逆に言うと,GPが底上げされている大学に進学して,一般的な定義の大学院に出願すると,うまくばれなければワンランク上と判断される,かもしれない.