2022年5月21日土曜日

VNC で画面が真っ黒になる

Cent OS7 のマシンに Windows10 PC で VNC 接続をしたいが,接続すると画面が真っ黒になる.
CentOS (server):TigerVNC 64bit v1.8.0
Windows (client):UltraVNC 1.3.81

~/.vnc/xstartup に
unset SESSION_MANAGER
unset DBUS_SESSION_BUS_ADDRESS
を追記したら XFCE4 セッションが見えるようになった.

CentOSマシンは同じで,以前のWindows10マシン@UltraVNC 1.2.3.0 では unset しなくてもよかったのだが,なぜかクライアント側ではなくサーバー側の変更が必要になってしまった.

unset SESSION_MANAGER
unset DBUS_SESSION_BUS_ADDRESS
については,今となっては TigerVNC は xstartup や同一アカウントによる複数の Xvnc セッションのサポートをしていないので不要(なはず)らしい.一方で過去にこのようなサポートを必要とした時に,個々の Xvnc ごとに D-Bus セッションバスインスタンスを分離するために必要であったと言うお話が書かれていた.互換性のためにも unset はした方がよいとのことだった.
https://groups.google.com/g/tigervnc-users/c/8s4pLFNHitA

2022年5月5日木曜日

Silvacoのツール名とできる事の対応表

わからなくなったので調べた.

Victory Process:プロセスシミュレータ
Victory Device:デバイスシミュレータ
Utmost IV:Spiceモデルジェネレータ
SmartSpice:Spiceシミュレータ
SmartView:波形ビューア
Gateway:回路図エディタ
Expert:レイアウトエディタ
Cello:ライブラリジェネレータ(旧Nangate Library Creator?)
Viola:キャラクタライザ(旧Nangate Library Characterizer?)

Cello と Viola は使ってみたいがライセンスもバイナリも無いのである.

旧 Nangate の 15nm/45nm Open Cell Library は利用されている方もいらっしゃるだろう.ダウンロード申請はここから.
https://si2.org/open-cell-library/

2022年4月29日金曜日

Calibre をサポート外 OS で動かしたい

タイトル通りなのだが,Calibre は RedHat,CentOS,Suse Linux しかサポートしていないので,それ以外の OS 例えば Ubuntu では
ERROR: Unknown Linux operating system environment
と表示されて起動しない.

途方に暮れていたのだが,中国の掲示板に
「/etc/redhat-release を作成して"CentOS Linux release 7.3.1611 (Core)"って書いとけばいいよ」
とあって,実行したら Caliber のバイナリが走った.そんな.

参考:https://bbs.eetop.cn/thread-481273-1-1.html

2022年3月21日月曜日

HSPICEで容量を測る

 容量を測るには3つ方法がある.

・AC解析で測る
.print ac cap(Node)
.ac dec 15 .1k 100k
対象 Node の容量の周波数特性を評価することができる.ただし,Nodeとどこの間の結合容量を見ているのかはわからない.他のすべてのノードとの容量の和なのだろうか.

・captabを使う
.option captab
回路中の全ノードを対象に,GND(0)に対するDC容量を評価する.抵抗などでGNDとつながっているノードの容量値の算出はできない.

・過渡解析で充電してみる
実際に過渡解析で充電を行い,流れた電流の積分(Q)とノード間電圧(V)からC=Q/Vで求める.理想コンデンサとして近似できる事が前提.

2022年2月22日火曜日

Mendeley Desktop で Citation Key が生成されない

タイトル通り,Mendeley Desktop で Citation Key が生成されなくて困っていた.ググると,Tools → Options → Document Detail を開き,当該タイトルの Document type を選択し,Citation Key にチェックを入れるとよい.チェックを入れると Citation Key の項目が開くが,登録されているすべての文献をチェックしに行くのか Mendeley が劇重になるので注意.

2022年1月16日日曜日

IC Compiler で配置が正しく行われているか調べる(check_legality)

IC Compiler で配置が正しく行われているか,check_legality コマンドで調べる事が出来る.

check_legality

実行すると,行 (Row) に載っていないセルの数,重なっているセルの数などが報告される.また legalize できなかったのでエラーコード PSYN-215 が報告される.
これを利用して,IC Compiler で配置が正しくできなかった場合に終了するプロシージャを以下に示す.


使い方

2022年1月15日土曜日

IC Compiler で DRC Error の一覧を出力する(get_drc_errors)

DRC Error をリスト形式で得るために get_drc_errors を利用する.

get_drc_errors
-error_view mw_error_view : 対象の Milkyway view (デフォルトで現在の view)
-error_id error_idserror_idと一致するオブジェクトのみ出力
-type error_typeerror_type に一致する違反を出力
-bbox {lx ly ux uy}:検索範囲
-quit:マッチしないときのメッセージを表示しない
-regexp | -exact-regexp では正規表現を有効に,-exact はワイルドカードを有効に
-nocaseerror_id および -filter オプションで大文字小文字を区別しない
-filter expressionfilter_collection コマンドで指定可能な形式でフィルタする

例えばショートが1000以上ある場合に ICC を止めるプロシージャを以下のように書ける.

2023/02/28 嘘を書いていたことが判明.get_drc_errors は collection を出力するので, get_object_name で list に変換しないといけません.