set_pin_physical_constraint -side [数字]
数字で四辺を指定する.
0:指定無し
1:左辺
2:上辺
3:右辺
4:下辺
2018年2月17日土曜日
2017年12月2日土曜日
Synopsysのツール名とできる事の対応表
よくわからなくなったのでまとめた.
・回路合成
Design Compiler (synthesis/syn/dc):論理合成ツール.
DC Explorer:設計初期段階の不完全なRTLから遅延や消費エネルギーを見積もるツール.
Design Vision:Design CompilerのGUI
HDL Compiler for VHDL/Verilog/System Verilog:DesignCompilerが利用する論理合成エンジン.
Power Compiler:DesignCompilerが利用する消費電力の解析,または消費電力削減を行う回路テクニックを行うエンジン.
Synphony C Compiler (SCC):高位合成ツール.C言語からRTLを生成する.Design Compilerを用いる事でゲートレベル,Synplifyを用いる事でFPGAのコンフィグレーションファイルを生成できる.
Synplify Pro/Premier:FPGA向け論理合成ツール
・ライブラリ生成
SiliconSmart:キャラクタライザ.タイミングライブラリを作成する.(旧Magmaのツール)
Liberty NCX (Liberty):Synopsysのキャラクタライザ.SiliconSmartが使えるようになって即オフサポートになった.
Library Compiler (Library):キャラクタライズ結果(.lib)を論理合成に用いるデータベース(.db)へ変換する.
Milkyway:GDSからフィジカルライブラリを作成する.
・配置配線
IC Compiler(ICC):自動配置配線ツール
IC Compiler Ⅱ(ICC2):自動配置配線ツール.ICCとの違いはよくわからない.
Talus:自動配置配線.RTLからフロアプランまでのTalus Deisgnと,フロアプランからGDS生成までのTalus Vortexに分かれる(旧Magmaのツール)
PrimeRail:チップ内部の電源ドロップを解析する.IC Compilerと組み合わせて使うらしい.
・検証
ESP:等価性検証ツール.Verilogの動作モデルとSPICEレベル(トランジスタレベル)の等価性を検証する.
Formality:等価性検証ツール.RTL(Verilog,VHDL,SystemVerilog)とゲートレベルの等価性の検証,ゲートレベルとSPICE(トランジスタレベル)の等価性を検証する.
Hercules:DRC/LVSツール
IC Varidator(ICV):DRC/LVS/ERCツール.DRCの結果からFillを生成する事もできる.
・ゲートレベルシミュレーション
VCS:RTL/ゲートレベルのHDLシミュレータ.Verilog Compiler Simulatorの略とも.
PrimeTime:ゲートレベルHDLのSTAツール
PrimeTime PX:ゲートレベルHDLの消費電力解析ツール
PrimeTime VX (SSTA) は無くなっちゃったの??
・トランジスタレベルシミュレーション
HSPICE:SPICEシミュレータ
CustomSim:高速SPICEシミュレータ(FastSPICE).プレスリリースによると,NanoSim,HSIM,XAを統合したFastSPICEらしい.
NanoSim:一般回路向けのFastSPICE
HSIM:規則構造回路向けのFastSPICE
XA:NanoSim,HSIMの高速化オプション
FineSim:旧MagmaのSPICEシミュレータ.精度に応じてSPICEとFastSPICEのエンジンを切り替えられる.マルチコア対応でとにかく速いらしい(とMagmaからSynopsysに移った人が推していた)
Nanotime(旧PathMill):トランジスタレベルの静的遅延解析(STA)ツール.大規模回路のSPICEネットリストにレイアウトのRCをバックアノテーションしながらデジタル回路の遅延解析を行う.標準的なデジタル回路で無い場合は正確な解析ができないらしい.
・デバイスシミュレーション
Sentaurus:デバイスシミュレータ
Raphael:配線シミュレーション(RC抽出)
・波形ビューア
CosmosScope:波形ビューア
CustomWaveview:波形ビューア
・寄生成分抽出
QuickCap:寄生容量抽出ツール.GDSを読み取り回路中の寄生容量を計算する(旧Magmaのツール).
Star-RC:寄生素子抽出ツール.回路中の寄生素子(抵抗,容量,インダクタンス)をテーブルベースで計算する.
・テスト
DFTMAX:テスト合成ツール.RTLを論理合成する時にテスト可能なゲートレベル回路を生成する.
TetraMax ATPG:テストパターン生成ツール.DFTMAXで生成した回路に対しスキャンテストを行うためのテストパターンを生成する.
・デバッグ
Verdi:RTLのデバッグ解析ツール.結線ミスとか見つけられるらしい.(旧Novas Softwareのツール)
・Cadabra
セルレイアウトジェネレータ. おじさんが一人で開発していたとの噂.今はオフサポート.
他は使わないのでわからない…….
・回路合成
Design Compiler (synthesis/syn/dc):論理合成ツール.
DC Explorer:設計初期段階の不完全なRTLから遅延や消費エネルギーを見積もるツール.
Design Vision:Design CompilerのGUI
HDL Compiler for VHDL/Verilog/System Verilog:DesignCompilerが利用する論理合成エンジン.
Power Compiler:DesignCompilerが利用する消費電力の解析,または消費電力削減を行う回路テクニックを行うエンジン.
Synphony C Compiler (SCC):高位合成ツール.C言語からRTLを生成する.Design Compilerを用いる事でゲートレベル,Synplifyを用いる事でFPGAのコンフィグレーションファイルを生成できる.
Synplify Pro/Premier:FPGA向け論理合成ツール
・ライブラリ生成
SiliconSmart:キャラクタライザ.タイミングライブラリを作成する.(旧Magmaのツール)
Liberty NCX (Liberty):Synopsysのキャラクタライザ.SiliconSmartが使えるようになって即オフサポートになった.
Library Compiler (Library):キャラクタライズ結果(.lib)を論理合成に用いるデータベース(.db)へ変換する.
Milkyway:GDSからフィジカルライブラリを作成する.
・配置配線
IC Compiler(ICC):自動配置配線ツール
IC Compiler Ⅱ(ICC2):自動配置配線ツール.ICCとの違いはよくわからない.
Talus:自動配置配線.RTLからフロアプランまでのTalus Deisgnと,フロアプランからGDS生成までのTalus Vortexに分かれる(旧Magmaのツール)
PrimeRail:チップ内部の電源ドロップを解析する.IC Compilerと組み合わせて使うらしい.
・検証
ESP:等価性検証ツール.Verilogの動作モデルとSPICEレベル(トランジスタレベル)の等価性を検証する.
Formality:等価性検証ツール.RTL(Verilog,VHDL,SystemVerilog)とゲートレベルの等価性の検証,ゲートレベルとSPICE(トランジスタレベル)の等価性を検証する.
Hercules:DRC/LVSツール
IC Varidator(ICV):DRC/LVS/ERCツール.DRCの結果からFillを生成する事もできる.
・ゲートレベルシミュレーション
VCS:RTL/ゲートレベルのHDLシミュレータ.Verilog Compiler Simulatorの略とも.
PrimeTime:ゲートレベルHDLのSTAツール
PrimeTime PX:ゲートレベルHDLの消費電力解析ツール
PrimeTime VX (SSTA) は無くなっちゃったの??
・トランジスタレベルシミュレーション
HSPICE:SPICEシミュレータ
CustomSim:高速SPICEシミュレータ(FastSPICE).プレスリリースによると,NanoSim,HSIM,XAを統合したFastSPICEらしい.
NanoSim:一般回路向けのFastSPICE
HSIM:規則構造回路向けのFastSPICE
XA:NanoSim,HSIMの高速化オプション
FineSim:旧MagmaのSPICEシミュレータ.精度に応じてSPICEとFastSPICEのエンジンを切り替えられる.マルチコア対応でとにかく速いらしい(とMagmaからSynopsysに移った人が推していた)
Nanotime(旧PathMill):トランジスタレベルの静的遅延解析(STA)ツール.大規模回路のSPICEネットリストにレイアウトのRCをバックアノテーションしながらデジタル回路の遅延解析を行う.標準的なデジタル回路で無い場合は正確な解析ができないらしい.
・デバイスシミュレーション
Sentaurus:デバイスシミュレータ
Raphael:配線シミュレーション(RC抽出)
・波形ビューア
CosmosScope:波形ビューア
CustomWaveview:波形ビューア
・寄生成分抽出
QuickCap:寄生容量抽出ツール.GDSを読み取り回路中の寄生容量を計算する(旧Magmaのツール).
Star-RC:寄生素子抽出ツール.回路中の寄生素子(抵抗,容量,インダクタンス)をテーブルベースで計算する.
・テスト
DFTMAX:テスト合成ツール.RTLを論理合成する時にテスト可能なゲートレベル回路を生成する.
TetraMax ATPG:テストパターン生成ツール.DFTMAXで生成した回路に対しスキャンテストを行うためのテストパターンを生成する.
・デバッグ
Verdi:RTLのデバッグ解析ツール.結線ミスとか見つけられるらしい.(旧Novas Softwareのツール)
・Cadabra
セルレイアウトジェネレータ. おじさんが一人で開発していたとの噂.今はオフサポート.
他は使わないのでわからない…….
2017年11月30日木曜日
Star-RC で抽出したトランジスタの座標を表示する
Star-RCで抽出したトランジスタの座標(x,y,角度)を表示するには以下のオプションを利用する.
NETLIST_DEVICE_LOCATION_ORIENTATION: YES | NO | COMMENT
YES: トランジスタのx,y,角度の情報を抽出しインスタンス定義に表示する
NO: トランジスタのx,y,角度の情報を抽出しない(デフォルト)
YES: トランジスタのx,y,角度の情報を抽出しインスタンス定義に表示する($を付けコメント扱い)
YESを付けると以下の様に抽出される.
MM1 D G S B pfet l=xx w=xx x=1.5 y=0.4 angle=0
NOを付けると以下の様に抽出される(座標情報無し).
MM1 D G S B pfet l=xx w=xx
COMMENTを付けるとコメントとして抽出される.
MM1 D G S B pfet l=xx w=xx $x=1.5 $y=0.4 $angle=0
NETLIST_DEVICE_LOCATION_ORIENTATION: YES | NO | COMMENT
YES: トランジスタのx,y,角度の情報を抽出しインスタンス定義に表示する
NO: トランジスタのx,y,角度の情報を抽出しない(デフォルト)
YES: トランジスタのx,y,角度の情報を抽出しインスタンス定義に表示する($を付けコメント扱い)
YESを付けると以下の様に抽出される.
MM1 D G S B pfet l=xx w=xx x=1.5 y=0.4 angle=0
NOを付けると以下の様に抽出される(座標情報無し).
MM1 D G S B pfet l=xx w=xx
COMMENTを付けるとコメントとして抽出される.
MM1 D G S B pfet l=xx w=xx $x=1.5 $y=0.4 $angle=0
2017年10月11日水曜日
IEEEtran.bstで原稿のReferencesにURLを入れない(@IEEEtranBSTCTLを使う)
IEEEtran.bstを使うとデフォルトでは参考文献にURLが入る.これを入らないようにする方法はいくつかあるが,IEEEtran.bstそのものは@IEEEtranBSTCTLを使うことで制御する事を想定しているのでそのやり方を書く.BSTファイルを直接いじる必要は無い.
IEEEtran.bstを使うとエントリータイプに応じて様々なフィールドが参考文献に出力される.
@IEEEtranBSTCTL{IEEEexample:BSTcontrol,
CTLuse_article_number = "yes",
CTLuse_paper = "yes",
CTLuse_url = "yes",
CTLuse_forced_etal = "no",
CTLmax_names_forced_etal = "10",
CTLnames_show_etal = "1",
CTLuse_alt_spacing = "yes",
CTLalt_stretch_factor = "4",
CTLdash_repeated_names = "yes",
CTLname_format_string = "{f.˜}{vv˜}{ll}{, jj}",
CTLname_latex_cmd = "",
CTLname_url_prefix = "[Online]. Available:"
}
ここで,
CTLuse_url = "no",
を自分の.texファイルで指定する事でURLの出力を禁止できる.
改めて設定方法を掲示すると,
(1) .bibファイルへの設定記述
.bibファイルに,前述の@IEEEtranBSTCTLのうち
制御したい(上書きしたい)パラメータを記述する.
@IEEEtranBSTCTL{IEEEexample:BSTcontrol,
CTLuse_url = "no",
}
(2) .texでの制御情報反映
定義した制御情報を有効にするコマンドをTEXファイルの本文に追加する
(\begin{document}の直後がいいらしい).
\bstctlcite{IEEEexample:BSTcontrol}
(3) コンパイル
参考:
IEEEtran.bstで著者名が線になるのを防ぐ
How to Use the IEEEtran BIBTEX Style: IEEEtran.bstのマニュアル(PDF).丁寧に説明されています.
IEEEtran.bstを使うとエントリータイプに応じて様々なフィールドが参考文献に出力される.
@IEEEtranBSTCTL{IEEEexample:BSTcontrol,
CTLuse_article_number = "yes",
CTLuse_paper = "yes",
CTLuse_url = "yes",
CTLuse_forced_etal = "no",
CTLmax_names_forced_etal = "10",
CTLnames_show_etal = "1",
CTLuse_alt_spacing = "yes",
CTLalt_stretch_factor = "4",
CTLdash_repeated_names = "yes",
CTLname_format_string = "{f.˜}{vv˜}{ll}{, jj}",
CTLname_latex_cmd = "",
CTLname_url_prefix = "[Online]. Available:"
}
ここで,
CTLuse_url = "no",
を自分の.texファイルで指定する事でURLの出力を禁止できる.
改めて設定方法を掲示すると,
(1) .bibファイルへの設定記述
.bibファイルに,前述の@IEEEtranBSTCTLのうち
制御したい(上書きしたい)パラメータを記述する.
@IEEEtranBSTCTL{IEEEexample:BSTcontrol,
CTLuse_url = "no",
}
(2) .texでの制御情報反映
定義した制御情報を有効にするコマンドをTEXファイルの本文に追加する
(\begin{document}の直後がいいらしい).
\bstctlcite{IEEEexample:BSTcontrol}
(3) コンパイル
参考:
IEEEtran.bstで著者名が線になるのを防ぐ
How to Use the IEEEtran BIBTEX Style: IEEEtran.bstのマニュアル(PDF).丁寧に説明されています.
2017年7月21日金曜日
Verilog における force 文メモ
非同期分周器のVerilogシミュレーションでforce文を使ったのでメモ.
Verilogで特定のノードの値を強制的に指定するために,force文を使う.force文の指定を解除するためには,release文を使う.非同期分周器の場合,分周器の入力に対して強制的に値を指定し,クロック立ち上がりを入力し値をDFFに取り込む.次に,release文を使う事でforce文を解除する.
Verilogで特定のノードの値を強制的に指定するために,force文を使う.force文の指定を解除するためには,release文を使う.非同期分周器の場合,分周器の入力に対して強制的に値を指定し,クロック立ち上がりを入力し値をDFFに取り込む.次に,release文を使う事でforce文を解除する.
2017年7月13日木曜日
AnalogArtist のセルをSKILLコマンドでリネームする(ccpRename)
AnalogArtist 中のセルをリネームするには,ccpRenameコマンドを使う.
リネーム前,リネーム後のセルは,gdmSpecオブジェクトを指定する.従って以下の様に組み合わせてやればよい.
mySpecSrc = gdmCreateSpec("lib" "srcCellName" "view" nil "CDBA")
mySpecDst = gdmCreateSpec("lib" "dstCellName" "view" nil "CDBA")
ccpRename(mySpecSrc mySpecDst)
ここで,srcCellName がリネーム前のセルの名,dstCellNameがリネーム後のセル名,view 対応するview(layout/schematic/symbol...)である.
リネーム前,リネーム後のセルは,gdmSpecオブジェクトを指定する.従って以下の様に組み合わせてやればよい.
mySpecSrc = gdmCreateSpec("lib" "srcCellName" "view" nil "CDBA")
mySpecDst = gdmCreateSpec("lib" "dstCellName" "view" nil "CDBA")
ccpRename(mySpecSrc mySpecDst)
ここで,srcCellName がリネーム前のセルの名,dstCellNameがリネーム後のセル名,view 対応するview(layout/schematic/symbol...)である.
2017年4月12日水曜日
Star-RC で電源配線を抽出する(POWER_EXTRACT)
Star-RC で電源配線の抽出を制御するには,POWER_NETSコマンドとPOWER_EXTRACTコマンドを使う.
POWER_NETSコマンドの後ろに,抽出させたくない電源名を記述する.
POWER_NETS: VDD1 VDD2 ...
POWER_EXTRACTコマンドを利用して,電源の抽出の仕方を選ぶ.
POWER_EXTRACT: YES | NO | RONLY | DEVICE_LAYER
YES: 電源配線のRCを抽出
NO(Default): 電源配線のRCを抽出しない.ただし信号配線のRC抽出において電源配線の影響は考慮される.
RONLY: 電源のRのみ抽出し,別のファイルとして出力する.
DEVICE_LAYERS: マッピングファイル中のdevice_layerキーワードに登録された配線層における,RCのみを抽出する.
RONLYオプションをつけた場合,POWER_EXTRACTコマンドを使うことでRの縮約もできる.
POWER_NETSコマンドの後ろに,抽出させたくない電源名を記述する.
POWER_NETS: VDD1 VDD2 ...
POWER_EXTRACTコマンドを利用して,電源の抽出の仕方を選ぶ.
POWER_EXTRACT: YES | NO | RONLY | DEVICE_LAYER
YES: 電源配線のRCを抽出
NO(Default): 電源配線のRCを抽出しない.ただし信号配線のRC抽出において電源配線の影響は考慮される.
RONLY: 電源のRのみ抽出し,別のファイルとして出力する.
DEVICE_LAYERS: マッピングファイル中のdevice_layerキーワードに登録された配線層における,RCのみを抽出する.
RONLYオプションをつけた場合,POWER_EXTRACTコマンドを使うことでRの縮約もできる.
2017年3月29日水曜日
IC Compilerで利用する配線層を制約する
IC Compilerにて利用する配線層を制約する手法は2つある.
(1) 特定の配線に対して利用できる配線層を指定するために set_net_routing_layer_constraint コマンドを利用する.
set_net_routing_layer_constraint {net1, net2,... } -min_routing_layer Mx -max_routing_layer My
(2) 全ての配線層に対して利用できる配線層を指定するためには
set_ignored_layer コマンドを利用できる.
set_ignored_layer -min_routing_layer Mx -max_routing_layer My
基本的には両者の動きは同じだと思われるが,うろ覚えだが,icc_vF-2011.09-SP5-1を利用しているときに set_ignored_layer ではうまく配線層の指定が聞かず,仕方なく全てのネットに対して set_net_routing_layer_constraint を利用した形跡がある(バッドノウハウ??).
set_net_routing_layer_constraint {*} -min_routing_layer Mx -max_routing_layer My
なお set_ignored_layer は,-rc_congestion_ignored_layers layer_name オプションをつける事で配線混雑度解析,RC解析において無視すべき配線層を指定する事も出来る.
set_ignored_layer -rc_congestion_ignored_layers layer_name
(1) 特定の配線に対して利用できる配線層を指定するために set_net_routing_layer_constraint コマンドを利用する.
set_net_routing_layer_constraint {net1, net2,... } -min_routing_layer Mx -max_routing_layer My
(2) 全ての配線層に対して利用できる配線層を指定するためには
set_ignored_layer コマンドを利用できる.
set_ignored_layer -min_routing_layer Mx -max_routing_layer My
基本的には両者の動きは同じだと思われるが,うろ覚えだが,icc_vF-2011.09-SP5-1を利用しているときに set_ignored_layer ではうまく配線層の指定が聞かず,仕方なく全てのネットに対して set_net_routing_layer_constraint を利用した形跡がある(バッドノウハウ??).
set_net_routing_layer_constraint {*} -min_routing_layer Mx -max_routing_layer My
なお set_ignored_layer は,-rc_congestion_ignored_layers layer_name オプションをつける事で配線混雑度解析,RC解析において無視すべき配線層を指定する事も出来る.
set_ignored_layer -rc_congestion_ignored_layers layer_name
2017年3月24日金曜日
Traditional and Variation Block Monte Carlo
HSPICEの新しい版(前からあったと思うが少なくともL-2016.06-SP1-1)では,PDKにも依存するがモンテカルロ(Monte Carlo:MC)解析においてVariation-Block(VB)ベースのMC解析が利用できる.
伝統的なガウス関数(AGAUSS)以外にも,MC解析においてサンプリング手法等を変える事が出来る.
・乱数発生器
HSPICEの乱数発生器を以下のオプションで変えられる.なお2016.06から,デフォルトの乱数発生器が3LCからMCGに変更となった.
.option RANDGEN = [3LC|MOA|UVS|MCG|WH]
各アルゴリズムは以下の通り
3LC: 従来通りの乱数発生器
MOA: Multiply-with-carryタイプ
UVS: 64bit universal 乱数発生器
MCG: (Default) 64bit multiplicative(乗法)-乱数発生器
WH: 他のよりサイクル数の長い乱数発生器
・統計情報の出力
過去のMC解析とは異なり,VBベースのMCでは以下の情報も出力される.
- より詳細な統計情報:*.mpp0
- 各サンプルにおける独立変数の値:*.mc0
- 各ランダム変数の貢献度をSynopsys Custom Designerへ反映するための情報ファイル:*.annotate
- 従来のSRS解析のための部分的な情報:*.mpp0
・サンプリング手法の変更
サンプリング手法を以下のオプションで変更できる.
.option SAMPLING_METHOD = [SRS|LHS|Factoral|OFAT|Sobol|Niederreiter|External]
各サンプリング手法の説明は以下の通り.
SRS: (Default) これまでの伝統的な単純なランダムサンプリング
LHS: Latin Hypercube Sampling:多変数の時に効率的(.option REPLICATESと併用)
Factoral: Factoral サンプリング: 回路の応答から最良値-最悪値のレンジを計算する.多項応答曲面を作る.
OFAT: One-Factor-at-a-Timeサンプリング:低次元応答曲面が利用できるような,感度解析が使える領域でつかう.
Sobol: Sobol SamplingでLow-discrepancy sequence(LDS)の一種.
Niederreiter: LDSの一種.
External: 外部からデータセットを読み込む.
伝統的なガウス関数(AGAUSS)以外にも,MC解析においてサンプリング手法等を変える事が出来る.
・乱数発生器
HSPICEの乱数発生器を以下のオプションで変えられる.なお2016.06から,デフォルトの乱数発生器が3LCからMCGに変更となった.
.option RANDGEN = [3LC|MOA|UVS|MCG|WH]
各アルゴリズムは以下の通り
3LC: 従来通りの乱数発生器
MOA: Multiply-with-carryタイプ
UVS: 64bit universal 乱数発生器
MCG: (Default) 64bit multiplicative(乗法)-乱数発生器
WH: 他のよりサイクル数の長い乱数発生器
・統計情報の出力
過去のMC解析とは異なり,VBベースのMCでは以下の情報も出力される.
- より詳細な統計情報:*.mpp0
- 各サンプルにおける独立変数の値:*.mc0
- 各ランダム変数の貢献度をSynopsys Custom Designerへ反映するための情報ファイル:*.annotate
- 従来のSRS解析のための部分的な情報:*.mpp0
・サンプリング手法の変更
サンプリング手法を以下のオプションで変更できる.
.option SAMPLING_METHOD = [SRS|LHS|Factoral|OFAT|Sobol|Niederreiter|External]
各サンプリング手法の説明は以下の通り.
SRS: (Default) これまでの伝統的な単純なランダムサンプリング
LHS: Latin Hypercube Sampling:多変数の時に効率的(.option REPLICATESと併用)
Factoral: Factoral サンプリング: 回路の応答から最良値-最悪値のレンジを計算する.多項応答曲面を作る.
OFAT: One-Factor-at-a-Timeサンプリング:低次元応答曲面が利用できるような,感度解析が使える領域でつかう.
Sobol: Sobol SamplingでLow-discrepancy sequence(LDS)の一種.
Niederreiter: LDSの一種.
External: 外部からデータセットを読み込む.
2017年1月8日日曜日
情報処理学会の正会員費を割り引く方法
情報処理学会の定める協力協定学会に入会している場合,
情報処理学会の正会員費を割り引くことができる.
IEEE会員なら10%,ACMなら20%割り引かれる.
情報処理学会の正会員費は10800円(2017年から1000円上がった)が,
IEEE会員ならば以前と同じ金額に抑えることができる.
最初の登録時は,IEEEの会員賞をスキャン/写真を撮って指定の
メールアドレスにメールを送ればよい.
https://www.ipsj.or.jp/member/kyoryoku.html
情報処理学会の正会員費を割り引くことができる.
IEEE会員なら10%,ACMなら20%割り引かれる.
情報処理学会の正会員費は10800円(2017年から1000円上がった)が,
IEEE会員ならば以前と同じ金額に抑えることができる.
最初の登録時は,IEEEの会員賞をスキャン/写真を撮って指定の
メールアドレスにメールを送ればよい.
https://www.ipsj.or.jp/member/kyoryoku.html
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