これまでに出した公募の結果が一段落したのでまとめてみる.
スペック
・大手私立大卒→国立大大学院
・男
・集積回路系.自称CAD屋
・応募時の業績:論文誌2本,国際会議7本,その他
・学振はとれず
・特に大学にこだわりはなく,J-RECINで自分に合いそうな大学を探して応募した.
2013/10 私立大学(母校だった)
・任期付き助教(5年,再任無し)
・研究分野の指定無し
・応募後,6週間ほどでお祈りメール
・同時期に,研究分野を特に指定する公募(任期5年)と,特任助教の公募(任期1年/5年まで延長)もしていた.
2013/10 国立大
・任期付き助教(5年,再任あり)
・研究室の指定あり
・研究内容は自分の研究テーマとマッチせず
・応募後,6週間ほどでお祈りメール
このあたりで焦りだし,積極的に応募するように.
2014/1 私立大
・指導教員からのツテで話が来た
・任期付き助教(5年,再任無し)
・研究分野の指定あり
・研究内容は自分の研究テーマとは少し異なるが,拡張は可能と判断
・受け入れ先とはある程度順調に話は進んでいたが,卒業が無理と判断,辞退した
2014/4 国立大
・任期付き助教(5年,再任あり)
・研究室の指定あり.受け入れ先と相談した結果,自分の研究テーマを拡張すれば良いと判断
・受け入れ先研究室の情報が不十分で,モチベーションが上がらず結局応募せず.
2014/5 国立大
・任期付き助教(5年,再任あり)
・研究分野の指定あり.受け入れ先と相談した結果,すりあわせればokと判断し応募
・応募後,半年(!)かかってようやくお祈りメール
2014/5 国立大
・任期付き助教(5年,再任あり)
・研究分野の指定なし.受け入れ先にもあらかじめ連絡.
・応募後,2週間ほどで面接.
・面接後2週間ほどで内定通知
・同時期に,研究分野指定の任期付き助教の公募もしていた.
もう一つ指導教員のツテで話が来た公募もあったが,こちらは時期があまりにも先だったのでお断りしてしまった.
感想
・任期付き(5年)が多い.私立大は再任不可も多い.文科省がテニュアトラック制度を推進している事と,後者は正規雇用をいやがるためか.指導教員は驚いていたが,任期付きというのは時代の流れだろう.
・研究テーマを指定された場合において,意外と自分の研究テーマ(集積回路)と合う公募は見つけられなかった.多かれ少なかれ研究内容の軌道修正をしないと受け入れ先の希望に添わない.
# 一方で本年度は集積回路系の助教公募が多い気がする…
・私はラボの博士学生としては平均より下だと思っているが,そのためか助教の公募はだいぶ苦戦した.学振DC1/2取れるくらいでないと苦しいだろう.
・私の場合,いわゆる「教授のツテ」というのはそこまで多くはなかったと思う.
・応募時にあらかじめ先方に連絡した方が良いと思った.多くの方に親切にしていただいた(助教だからかも).
・女性だと有利にすると明言する公募は結構ある.女性しか採用しない物もある.
2019/4/6 追記:助教→助教の公募戦線に参戦しました.
とある助教の助教公募戦線記録
記事有難うございます。良い参考になりました
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