2011年5月16日月曜日

IEEE Tranのクラスファイルをインストールする方法

研究室のPCにIEEE Tranのクラスファイル(+とbstファイル)を入れたので,個人的備忘録としてメモ.別にIEEEに限らず一般的な話だとは思う.OSはCentOS 5.5です.

latexのバージョン:ptetex3.0.1

http://tutimura.ath.cx/~nob/tex/ptetex/ptetex3/rpm/
にて配布されている,rpmをインストール.


(1) IEEEtranのクラスファイルをダウンロードする.

IEEEのサイトからダウンロード

"LaTeX Archive Contents"と"LaTeX (Bibliography Files)"があるので,両方ダウンロード.

ダウンロードしたらtarコマンドで解凍する.


(2) IEEEtranクラスファイルのコピー

探し回った結果,
/usr/share/texmf-dist/tex/latex/
以下にクラスファイルを入れるとよい様だ.
探すには
% locate .cls
とすると,現地点で保存されているクラスファイルの場所がわかる.

ディレクトリをつくって,クラスファイルをコピーする.
% cd /usr/share/texmf-dist/tex/latex/
% sudo mkdir IEEEtran
% sudo cp ~/IEEEtran2.cls /usr/share/texmf-dist/tex/latex/IEEEtran


(3) bstファイルのコピー

こちらは
/usr/share/texmf-dist/bibtex/bst
以下にファイルを入れると良いようだ.
ディレクトリをつくって,クラスファイルをコピーする.
% cd /usr/share/texmf-dist/bibtex/bst
% sudo mkdir IEEEtran
% sudo cp ~/*.bst /usr/share/texmf-dist/bibtex/bst

(4) インストール
ls-Rを更新する
% sudo texhash

これでok.あとはテンプレートのファイル(たとえばbare_conf.tex)をコンパイルしてみてpdfができればok

% platex bare_conf.tex
% dvipdfmx bare_conf.dvi

「UNIXって何(´・ω・`)」な2年前の自分はこれにだいぶ時間を費やした物だ.さかのぼって教えてあげたい.

2011年5月5日木曜日

HSPICEで電流を測る方法

SPICEでは電圧源以外の電流を測定することができません.
そのためSPICEで電流を測るときは,測りたいノードに起電力0の電圧源を挟んでその電流を測定するというのはよく行う手法です.

ですが,HSPICEではそのような面倒なことをしなくても,.MEASUREで素子の電流を直接測ることができます.

たとえば過渡解析で抵抗R1の平均電流を測りたい場合.

.MEASURE TRAN CURRENT_R1 AVG I(R1) FROM=1n TO=100n

とすれば平均電流を計算してくれますし,過渡解析なので.tr*には波形が格納されます.

なお.MEASUREはどこに記述してもokです.サブサーキット中に記述しても測定してくれます.