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2019年8月25日日曜日

オシロスコープの低価格モデルとOEM元

Teledyne LeCroy → Siglent (中国)。2016年ぐらいまでは岩通だったのだけれど決別したそうだ。
Keysight → Rigol (中国)
Tektronix → 不明.自社で作っているとか,中国のメーカーにODMしてもらっているとか
Texio → GW Instek (台湾)

Keysightの X2000,X3000ぐらいまで Rigol が作っていると言う噂ですが,では Rigol のオシロスコープはそのまんま Keysight なのかと言われるとそうでもなくて,よくスペックを見たり触ってみるといろいろ違いはあるっぽい。Rigol はなんで入力インピーダンスが 1MOhm 固定なん?

回路系の人は Tektronix のオシロスコープを、RF などの無線系の人は Keysight のオシロスコープを好む傾向があるらしい。

2018年9月18日火曜日

VISAとSCPI

VISAとSCPIの違いがよくわからなくなったのでまとめた.

VISA (Virtual instrument software architecture) は計測器接続用のソフトウエアの標準仕様.
「VISAライブラリ」を使う事で,インターフェースの規格(GPIB/シリアル/LAN/USB)を仮想化する事で,インターフェースの規格を気にすることなく測定器を制御できる.

PCがサポート(インストール)されている必要がある.NI-VISAだったり,Pythonならpyvisa を使う.

SCPI (Standard Commands for Programmable Instruments,スキッピ)は,計測器側がサポートしている測定器制御コマンドの事.多くの測定器は制御側(PC)からアスキー文字を受け付けその文字列に従って制御を行う事ができるが,その文字列(コマンド)のフォーマットの一つがSCIP.
Keysight,Tektronixなど大手がサポートしている.

なお,メーカーによっては異なるフォーマットをサポートしている事もある,例えば今評価中のADC(Advantest)ではADコマンドというコマンドらしい.Keysightの前のAgilentの前のHPの測定装置はSCIPとはちょっと異なるコマンドだったりした.

2018年9月11日火曜日

電流の積分時間とスプリアスノイズの関係

電流計(DMM/高精度電源/SMU)によっては積分時間を任意に設定できるものが存在する.積分時間を単に長くするのではなく,想定している交流信号の周波数の整数倍に設定するとノイズ軽減に効果的らしい.例えば関東の商用AC100Vであれば50Hzなので,積分時間は20msの整数倍にするとよいそうだ.

Keysight 34970Aの例だと,積分時間を最短にした例に比べ20msにするとAC100V電源からのスプリアスノイズを60dB減らせるとある.
デバイス測っていると電流が周期的に揺らいで見えるがこれで対策できるのだろうか.