intel Core-i7 と AMD Ryzenの速度比較を行った.比較方法は多くの人が身近によく使う Synopsys HSPICEの実行速度で,正確にはSiliconSmart ACEで69種の論理セルを持つセルライブラリのキャラクタライズ速度で比較した.
Core-i7 マシン:
intel Core-i7 4790 Base: 3.6GHz Boost: 4GHz 4-core 4-thread (Haswell)
DDR3-1600 dual-channel 8GB
Cent OS 6.8
Ryzenマシン:
AMD Ryzen Threadripper Base: 3.4GHz Boost: 4GHz 16-core 16-thread (Summit Ridge)
DDR4-2400 quad-channel 32GB
Cent OS 7.4
CADはライセンス数に限りがあるのでハードウエアマルチスレッディングは共に無効(Core i7についてはONでも実験してみた).キャラクタライズは並列実行するが,終盤はコアが余り出すので並列性は落ちる.
HSPICE は vJ-2014.09-SP1-2 を利用した.なお HSPICE は SSE2 を使うらしい(SSE2が無いと動かない).周波数ブーストはあり.全然 apple-to-apple ではないけれどしゃーなしやな.
結果:
Ryzen: 25:42.99
Core-i7: (4-thread)1:48:04.94,(8-thread) 1:49:25.39
Ryzenの方が4.2倍高速という結果に.Baseのクロック周波数低いのに処理速度が速いということはIPCがよいのね.Summit RidgeはAVXなどが弱いがSSE2しか使わないなら十分戦える,これならEPYCも期待できそう.