2011年2月18日金曜日

dynabook RX2のキーボードをNXのキーボードに換装する

さて先日壊れたRX2のキーボード,修理に出しても良いのだが安くても送料含めると10000円以上する.東芝はパーツ単位では売ってくれない.チチブ電気は遠いし高い.ということでYahoo Auctionでゲットした.ただしRX2のキーボードを買っても面白くないので,一か八かdynabook NX用のキーボードを買ってみた.
RXとNXはスペックやポートの位置が似ているのでマザーボードは共通,つまりキーボードを流用できる可能性があったためである.またRX2のキーボードは軽量化のあおりかパタパタしたうち心地でいまいちなのだが,NXのキーボードは打ち心地が良かったためである.
送料込みで3500円程度で購入できた.色は白色である.



換装前のRX2とNXのキーボード.NXは色が白い.


このキーボード,軽量化のためかなんと端を持ち上げると曲がってしまう.


ためしに横に転がっていたThinkPad X40のキーボードを持ち上げると,こちらは曲がることはなかった.軽量化のあおりで打鍵感悪そう.


RX2のバッテリーをはずし,ねじをとにかくはずす.HDDの付近の爪が堅いので,マイナスドライバーをねじ込んでやる.裏側をはずす前にPCMCIAのフラットケーブルをはずすこと.


これが中身.



搭載DVD-Multiドライブ.読み取り面が丸見えな構造だった.コネクタは薄型ドライブで一般的なコネクタであった.個人で換装できるかも.


キーボードは両面テープで貼り付けられているので,まずはDVDドライブをはずし,本体につけられた防水シート越しにキーボードを押し出すことで本体からはずしていく.両面テープでこれでもかというぐらい貼り付けられているので,キーボードが曲がってしまうがあきらめる.



キーボードをはずしたあと.キーボードはヘニャヘニャだが,しっかりフレームが張り巡らされているのは好印象.



代わりにNXのキーボードを取り付けて,元通り組み上げて終了.もくろみ通りNXのキーボードはRX2でも使えた.ちょっとドキドキした.


元のRX2と比較すると
○打ち心地がしっとり(RX2はばたつく感じ).
○キートップがさらさらしている(RX2はツルツル).
○打鍵音が小さくなった.
○見た目がかわいらしくなった.
×キーストロークが浅く感じる.

という評価である.なぜこんなに特性が違うのだろう?
特にキートップの感触が良くなった事は,汗っかきな私には大変好ましい改善である.おおむねSS2120のキーボードの感触に近くなった.打鍵が大変気持ちいい.RX2のキーボードに不満がある人には,是非お勧めしたい改造である.

2011年2月8日火曜日

仕事道具としてのPC



修士論文を書いていたら,キーボードのパンタグラフが折れた.

使っているPCはdynabook SS RX2 TJ140E/2Wである.

私は東芝PCのキーボードに惚れて,Libretto L2,dynabook SS 2120と東芝PCをメインに使ってきた.
特にSS2120のキーボードは絶妙なキーの面積,かっちりしたうち心地,しっかりしたフレームに支えられた気持ちの良い反発力と最高のキーボードであった.

しかしSS2120が壊れて後釜で買ったRX2は軽量化+耐水シートのあおりかうち心地も反発力もふにゃふにゃで心許なく,そのうえまさかの1年で壊れてしまった.キーボードが壊れるとは思っておらずショックである.

少しぐらい重くてもいいから,UIたるキーボード/マウス/ディスプレイはしっかりとしたものを装備して欲しいものだ.同じ事を考えている人は世の中多いと思うのだが,カタログスペックを競うために真っ先にコスト・重量削減されてしまうのだろう.しかしモバイルノートは多くの場合仕事の道具なのだから,仕事の道具として満足行くスペックを最低限満たして欲しいものである.

PCがコモディティ化した結果多くの人がPCを利用する機会が増大した事は確かだけれど,PCの持つ「仕事の道具」としての一面が薄まってきてしまった気がする.

青梅の中の人,見てくれていないかなぁ.