IC Compilerにて利用する配線層を制約する手法は2つある.
(1) 特定の配線に対して利用できる配線層を指定するために set_net_routing_layer_constraint コマンドを利用する.
set_net_routing_layer_constraint {net1, net2,... } -min_routing_layer Mx -max_routing_layer My
(2) 全ての配線層に対して利用できる配線層を指定するためには
set_ignored_layer コマンドを利用できる.
set_ignored_layer -min_routing_layer Mx -max_routing_layer My
基本的には両者の動きは同じだと思われるが,うろ覚えだが,icc_vF-2011.09-SP5-1を利用しているときに set_ignored_layer ではうまく配線層の指定が聞かず,仕方なく全てのネットに対して set_net_routing_layer_constraint を利用した形跡がある(バッドノウハウ??).
set_net_routing_layer_constraint {*} -min_routing_layer Mx -max_routing_layer My
なお set_ignored_layer は,-rc_congestion_ignored_layers layer_name オプションをつける事で配線混雑度解析,RC解析において無視すべき配線層を指定する事も出来る.
set_ignored_layer -rc_congestion_ignored_layers layer_name
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