SynopsysのBlogを直訳したものです.
10 tips to improve performance using HSPICE
#1 HSPICEの収束性を上げるためにrun levelを適切に設定する.
.option runlvl = 1|2|3|4|5|6
#2 High Performance Parallel(HPP)オプションを使い,マルチスレッドで高速化する.
% hspice [file].sp -mt [numCPU] -hpp
あまりたくさんのCPUを指定しても速くならない.2~4CPU程度
#3 分散コンピューティング(Distributed Computing)オプションを使い,マルチマシンで高速化する
% hspice [file].sp -dp [numCPU]
分散コンピューティングのための事前に設定が必要.
#4 ポストレイアウトシミュレーションの場合, RC 縮約を使う.
.option sim_la
#5 ワイルドカードを使ってすべてのノードの電圧・電流を見るのではなく,見たいノードを指定する.
○.probe tran v(xi.*) i(xi.*)
× .probe tran v(*) i(*)
#6 ポートの電流の向きを指定する.
○ .probe tran isub(xinv.vdd) isub(xinv.v*)
× .probe tran isub(*)
#7 .alterを使っている場合,回路構造の解析を省略する.
.option altcc altchk
#8 回路要素のチェックや回路構造のチェックを飛ばしシミュレーション時間を短くする
.option notop noelck
#9 回路を変更していない場合,過去のシミュレーション結果を再利用する事でシミュレーション時間を短縮する
% hspice -i [file].tr0 -meas [meas file]
[meas file]は,HSPICEの構文のうち.measureなどの測定命令,.paramなどの設定命令のみを抜き出したもの
#10 .measureがすべて終了したらシミュレーションを終了する.
.option autostop
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