(1) ホールド違反を回避しながら再配線する
set_fix_hold [all_clocks]
route_opt -incremental -only_hold_time
(2) focal_optを実行する
focal_opt -hold_endpoints all -register_to_register
focal_optはトポロジベースのポストルート最適化コマンドで,セットアップ違反,ホールド違反,DRC 違反などを回避可能だそうだ.ポストルート最適化なので route_opt のあとに実行する.
(3) コア面積の余裕を確認する
コア面積に十分余裕がないとホールド違反回避バッファを入れられないので,いくら
route_opt -incremental -only_hold_time
を実行してもホールド違反を回避できない.
create_floorplan で Utilization が 0.8 だから大丈夫?そんなことはなくて,TAP セル,Endcap セル,Tie セルなどがどんどん入るので余裕はない.さらにTiming Driven P&R では駆動力が足りない場合はより大きなセルに入れ替えたりパスを分割(path-spliting)して駆動力を確保するのでますます余裕はなくなる.
ある回路では,初期の Utilization が54.8%だったのに,配置配線後の実際のUtilizationは87.1%になっていた.
Utilizationは以下のコマンドで評価できる.
report_placement_utilization
0 件のコメント:
コメントを投稿