IC Compiler では set_net_routing_layer_constraints コマンドを用いて利用する配線層を制約する.このとき,標準では制約外の配線層はなるべく使わない(not discouraged)が,禁止ではない(disallowed).
この制約を変更させるためには set_route_zrt_common_options -net_min_layer_mode (もしくは -net_max_layer_mode ) を用いる
set_route_zrt_common_options -net_min_layer_mode option
optionは3つある.
soft (default):制約外の配線層はなるべく使わない(discouraged)が,禁止ではない(not disallowed).
allow_pin_connection:ピンへ接続するときのみ制約外の配線層を利用する.ピンにつながない配線や,ピンにつなぐが長すぎる配線(10配線トラックほど)はDRC違反として報告される.
hard:制約外の配線層は利用しない.
-net_min_layer_mode では下層配線へ制約でき,-net_max_layer_mode では上層配線へ制約できる.
0 件のコメント:
コメントを投稿