以前SPICEのネットリストのビューアーで良いものがないか問い合わせを受けた.自分の知っているビューアーは以下の通りである.
フリーのネットリストビューアーである.使い勝手は不明だが,デモを見る限り素子がぐちゃぐちゃに配置され可読性が低そうである.
AnalogArtist
CIWから[File]→[Import]→[CDL…]でCDLとして読み込む.素子がぐちゃぐちゃに配置されるため,可読性が低い.
逆にComposer Schematicを使ってGUIでネットリストを作り,CDL outしてネットリストを生成することも可能(そこまでするならAnalog Design Environmentを使う方がよいかも).
逆にComposer Schematicを使ってGUIでネットリストを作り,CDL outしてネットリストを生成することも可能(そこまでするならAnalog Design Environmentを使う方がよいかも).
Concept Engineeringというドイツの会社が出している.未使用なので使い勝手はわからない.デモを見る限り素子がきれいに配置されている.購入する必要がある.
Spice Explorer/Custom Explorer
現在Synopsysが提供している波形ビューアーであるが,Spice形式のファイルを表示することも可能である.Spice Explorerの場合マクロブロックの入出力単位,Custom Explorerであればマクロ間の配線をGUIで表示可能だが,使い勝手はイマイチである.特に後者はVDECのライセンスでは動作しないようだ(波形の表示はできる).
Calibre RVE
個人的におすすめなのがRVEである.特に2010年版以降のGUIのネットリストビューアーのできがすばらしい.
% calibre -rve
で起動し,読み込むファイルとして[SPICE File]を選択しファイルをロードすればokである.信号のハイライト,回路ブロックの展開/収束も可能である.VDEC提供のライセンスで利用可能.ただしLVS用のネットリストビューアーなのでサブサーキットとして定義した回路ブロックしか見ることができないようだ.