Fab提供のPDKにおいてVariation Blockが利用されている場合,これまでの伝統的なばらつき生成(Agaussなど)とは異なるばらつきが生成されてしまう(PDKにもよるが,ローカルばらつきとグローバルばらつきを同時に生成したり,空間相関ばらつきを生成することができる).その場合,Variation Blockを使わないようにするために以下のオプションを定義する事で,これまでの伝統的なばらつきを生成できる.
Variation Blockに対するオプションなので,.variation 関数中に書く.
.variation
option ignore_variation_block=yes
.end_variation
Variation Blockに対する他のオプションも併記しておく.
・ローカルばらつきを生成しない
option ignore_local_variation=yes
・グローバルばらつきを生成しない
option ignore_global_variation=yes
・空間相関ばらつきを生成しない
option ignore_spatial_variation=yes
・配線ばらつきを生成しない
option interconnect_local_variation=yes
Variation Blockが使われた場合,*.mc0ファイルが生成され,その中にどのようなオプションが使われたか記載されているので,このファイルの中を確認する事で現在のオプションを知ることができる.
他にも,特定のインスタンスのみばらつきを与えたり,特定のサブサーキットにはばらつきを与えないなど,柔軟にばらつきを制御できるようだ.
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